交通事故事件の流れ

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交通事故に遭われた方のその後の流れは、
典型的には次のとおりとなります。
 

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事故直後・通院

まずは通院が第一となります。
お怪我を治すことを第一にお考えください。
おからだは大切ですし、
通院してからその通院期間に見合った慰謝料などを計算する順番となりますので
その意味でもまずは通院が先となります。
 
完治した場合は
完治の日までの治療費、通院交通費、慰謝料などを計上し交渉へと移ります。

 
完治しない場合には、
「後遺障害」として症状固定日という基準日を設け
基準日までに実際に発生した損害と
基準日後に発生するであろう損害を
それぞれ計算します。
 

後遺障害について

交通事故に遭われお怪我を負われた際は、完治がなによりではありますが、
治療を続けても効果が上がらず痛み、しびれ等の症状が残存するなど
どうしても完治しないことがあります。
そのときは「症状固定」との診断を受けた上で
後遺障害の認定を受けることが重要となります。
 
後遺障害が認められると、
後遺症を負うこととなったことに対する慰謝料（後遺障害慰謝料）や
将来の仕事への悪影響の分（逸失利益）も
請求できるようになりますので
後遺障害等級に該当するか、
何級に該当するかが重要となります。
 

むち打ちについて

交通事故でいわゆるむち打ちになる方、
むち打ちの症状が後遺障害として残存する方は非常に多く見られます。
 
むち打ちとは、
「頚部に加速減速のメカニズムによって過大な負荷がかかった状態」のことを言い、
頸椎捻挫・頸椎挫傷・頸椎打撲・腰椎捻挫等と判断されます。
 
事故後半年以上経過しても痛み、しびれ等の症状が改善されない場合は
「局部に神経症状を残すもの」として後遺障害１４級９号に該当する可能性があります。 
ですが、痛みやしびれなどの症状は外見的に分かりにくく、
骨折を証明するレントゲン写真のような画像所見が用意しにくいので、
後遺障害の認定において「医学的所見に乏しい」などとして
認定されないことが多いのがむち打ちの特徴と言えます。
（診断名がバラバラであるところからも診断の難しさがお判りいただけるかと思います）
等級としては一番下の１４級であるにもかかわらず、
難易度としてはかなり上位であるところにむち打ちの困難さがあります。
 

交渉・訴訟など

通院期間・治療費が確定し、
後遺障害が残置した場合は等級も認定された後は、
相手方保険会社との交渉となります。
 
相手方保険会社が提示する慰謝料は、非常に多くの場合、
裁判所の基準とは全く異なる独自基準によって計算されており、
裁判所基準の額より低額に抑えられています。
そのため、増額の余地がありますので、
少しでも多くなるよう、相手方保険会社と交渉を行います。
 
交渉が決裂した場合など交渉で決着しない場合は
裁判所や交通事故紛争処理センターにて解決を図ります。
 

すべての保険会社を利用できます

仙台榴岡法律事務所は、
どの保険会社の弁護士費用特約もご利用頂けます。
 
事務所によっては、
「△△社の特約は利用できない」と拒否することもありますが、
当事務所にはそのようなＮＧの保険会社はありません。

 よくあるご質問（ＦＡＱ）

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Ｑ．

交通事故で怪我をしましたが、
「物損事故」として届け出てくれと言われています。
「人身事故」として届け出なくて大丈夫ですか？

Ａ．

事実に反する届け出はお勧めできません。
また、物損事故として届け出ると
後の交渉で不利に働く危険があり、
被害者にとって何のメリットもありませんので
人身事故として届け出ることをお勧めいたします。
 

Ｑ．

怪我をしているのに
「物損事故」として届け出てしまいました。
もう人身事故に切り替えできないでしょうか？

Ａ．

診断書、運転免許証、車検証、印鑑等を持って
警察署に行くことで切り替え可能です。
事故から診断までに期間が空いてしまうと
事故と怪我の因果関係が疑われてしまいますので
ご注意ください。
切り替えの申し出が遅れると
切り替えを拒否される場合もありますので
お早めに切り替えることをお勧めいたします。